今回は『夢をかなえるゾウ4』をご紹介します。
- 守るべき家族・パートナーがいる
- 先が見えない時代に不安を感じる
- 「成功」よりも「幸せ」になりたい
- 自分に自信が持てない
1つでも当てはまった人はすぐに読んだほうがいいです。
この本は、水野敬也さんが書いた170万部の大ベストセラー『夢をかなえるゾウ』の第4段。
『夢をかなえるゾウ』シリーズは、本が嫌いな人でも楽しく学べるギャグマンガみたいな小説です。
はじめて読んだ第1弾のときは、入院中の暇つぶしに、なんとなく手にとりました。
普段マンガばっかりで、本なんか読んでいなかった時代の僕でも、スラスラ読めてびっくりしたのを覚えています。
今回の作品は主人公と奥さんと保育園の娘(くせ毛)の物語です。
僕もまったく同じ家族構成で、くせ毛の部分まで一緒なのでめちゃくちゃ刺さりました
まさに読者ターゲットそのものですね。
そんな主人公が余命3か月と告げられるところから物語はスタートします。
あなたも『夢をかなえるゾウ4』を読めば、考え方が変わり、行動が変わります。
『夢をかなえるゾウ4』を読んでわかること
- 死に際に後悔しないための具体的行動
- 愛する家族のためにやるべきこと
- 夢をあきらめる方法
この本を読んだ僕の気づきや感じたことをベースにお伝えします。
死に際に後悔しないための具体的行動
本書に出てくる死神が教えてくれた「死に際で後悔すること」10選をご紹介します。
「死に際で後悔すること」10選
- ①本当にやりたいことをやらなかったこと
- ②健康を大切にしなかったこと
- ③仕事ばかりしていたこと
- ④会いたい人に会いにいかなかったこと
- ⑤学ぶべきことを学ばなかったこと
- ⑥人を許さなかったこと
- ⑦人の意見に耳を貸さなかったこと
- ⑧人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
- ⑨死の準備をしておかなかったこと
- ⑩生きた証を残さなかったこと
いかがですか?あなたはいくつ後悔しそうですか?
僕は, ほとんど当てはまります
特に「①本当にやりたいことをやらなかったこと」が後悔しそうです。
では、あなたの本当にやりたいこととは何でしょうか??
本書では主人公が「死ぬまでにやりたいことリスト」を作るという課題を出される場面があります。
僕も作ってみました。
このリストを作ってみると、まだまだ死ねないなと思います。
また、今しかできないことがたくさんあることに気づきました。
好きなバンドやお笑い芸人のライブは、いつまで活動を続けてくれるか分かりませんよね。
『DIE WITH ZERO』という本でも、若いうちにお金を使って思い出を作っておくべきと書いてありました。
資産運用と浪費のバランスをとりながら楽しんでいこうと思います。
資産運用といえば、自分が死んだあとのことを考えて「エンディングノート」を作ることがおすすめです。
銀行や証券口座、クレジットカード、仲のいい友人の連絡先など、残された家族が苦労しないように情報を整理しておくといいですよね。
遺産相続でケンカしないよう、遺言書を残しとかなきゃね
愛する家族のためにやるべきこと
やるべきことは「他人の評価を気にしすぎないこと」
なぜなら、他人の評価を気にしていると、自分が本当に大切なことに時間を使えなくなるからです。
本書のなかで、家族旅行のために仕事を休む場面があります。
主人公は「会社を休むと、周りに迷惑がかかるし、自分の評価が下がる」と思い、躊躇します。
「人の評価を大事にしすぎるちゅうことは、自分がほんまに大事にせなあかんもんを見失ってまうことでもあるんやで」
byガネーシャ
ビートルズのジョン・レノンさんは、子ども(ショーンさん)が生まれてからの5年間、音楽活動を一切せず、子育てに没頭したそうです。
「ジョン・レノンが幸せになるためには、コンサートもお世辞も拍手喝采もいらなかったんだ」
byジョン・レノンさんの友人
ショーンさんが生まれた1975年当時は、男性が専業主夫になるなんてとても珍しい時代でした。
なおさらジョン・レノンさんほどの有名人なら周りからなんと言われていたことでしょうか。
人の評価を気にせず、自分が大事なことに集中する。
同じパパとして憧れます。
そんなジョン・レノンさんの子育て風景が見れるPVがありました。
僕は、このPVを見て感動して泣きました
「僕もこんなPVを作ろう」そう思いました。
夢をあきらめる方法
『夢をかなえるゾウ』シリーズでは、これまで一貫して「夢をかなえる」ことについて教えてくれていました。
本書では意外にも「夢をあきらめる」ことについて書かれています。
そのなかでも、心にグサっと刺さったガネーシャの言葉をご紹介しますね。
「無いから、苦しいんやない。奪われたから、苦しいんや」
byガネーシャ
このセリフはお酒をやめられない僕の深層心理を見事に表現しています。
僕はお酒が飲めるようになってから、ほぼ毎日のように飲み続けてきました。
お酒を奪われたら苦しいです。
でも、よく考えたらお酒を飲んでいなかったときも、楽しく過ごしていました。
つまり、手に入れた今の生活を奪われるから、苦しく感じるのです。
「上げてしまった生活水準を下げるのは難しい」というのも完全にこれですね。
夢についても、同じように考えられます。
理想の自分を繰り返し想像してきたからこそ、夢がかなわないと大きく落胆します。
理想の自分が奪われたから、理想を追い求めるようになってしまうのです。
スポーツの世界でも夢をあきらめられず、苦しんでいる人がたくさんいるそうです。
ギリギリでオリンピックに出られないレベルの無名アスリートとオリンピックに出て名前が知られた人では、実力はほぼ同じでも社会の待遇に雲泥の差があるそうです。
「夢をあきらめる」ことについては、オリンピックに3大会連続出場した陸上の為末大さん著『諦める力』がおすすめ。
陸上の花形、100m走で天下をとろうとしたが、あきらめて(選択して)400mハードルに転向して天下をとった方です。
すべての夢を追いかけている人に読んでほしいと思います。
「夢をあきらめる」とは完璧な状態を望まないことです。
完璧な状態を望めば望むだけ、完璧でないことにイライラしたり苦しむことになります。
為末さんも完璧な夢である100m走にこだわり続けていたら、天下をとれず無名のまま引退していたかもしれません。
あきらめることは勇気のいることですし、周りに何を言われるか分かりませんが、自分の人生は自分で選択するものです。
変なところで完璧主義な僕も、理想の状態に固執せず臨機応変に変わっていこうと思いました。
『夢をかなえるゾウ4』まとめ
『夢をかなえるゾウ4』についてポイントをお伝えしてきました。
ここで、再度まとめておきます。
夢をかなえるゾウ4のポイント
- 死に際に後悔しがちなことを確認する
- 死ぬまでにやりたいことリストを作ろう
- 他人の評価を気にしすぎない
- 本当にやりたいことに時間を使おう
- 理想を追い求めすぎないことも大事
- 完璧な状態にこだわらない
本書を読んで、僕は「死」について考えるようになりました。
自分の本当にやりたいことは何だろう?
お金の問題がなかったらどんな仕事をしたいだろう?
死ぬまでにやりたいことは何だろう?
いろいろと考えるきっかけとなりました。
今回、考えたことを行動に移して、やりたいことを叶えまくろうと思います。
本書は上記以外にも
- 人と会ってわだかまりをとく
- 両親の生い立ちを知る
- 他者の欠点を受け入れる
- つながりを意識する時間を持つ
など、限りある人生を後悔なく生きるためのノウハウをストーリー仕立てで紹介!
とくに守るべきパートナー・家族がいる人は『夢をかなえるゾウ4』をすぐに読んでみてください
今回、紹介した『夢をかなえるゾウ』は1~4まで全てAudibleで聴けます!
会話形式の本なので耳で聴くのに最適です!
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