こんにちは、ジョニーサンダースです!
みなさんは文章を書くときに『何を、どうやって書いたらいいんだろう?』と悩んでいませんか?
悩んでます!ブログを始めたのはいいけど、書き方とかよくわかりません!
そう、私たちは「話せるのに書けない」のです。
なぜなら、話すときは声や表情、身振りなどから気持ちを伝えることができます。
しかし、文章は「文字」だけで伝えなければなりません。
普段メールやLINEでも、文字だけだと伝わりにくいから、顔文字や絵文字、スタンプを使いますよね。
どうやったら「文字」だけでうまく伝えることができるのでしょうか?
この記事では、文章を書くときの3つのコツについてご紹介します。
今回、参考にさせていただいたのはこちらの本です。
著者はこの方です。
古賀/史健
1973年福岡県生まれ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。30歳からは書籍のライティングを専門とする。以来、「ライターとは“翻訳者”である」「文章は“リズム”で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
文章の書き方がわからないのはなぜ?
なぜわからないかというと、文章の書き方って学校で習ってないんですよね。
作文とか読書感想文とかは書かされましたが、「書く技術」というのは義務教育では習いません。
なので、いざ文章を書こうと思ったら固まってしまったり、なんとか書き始めたけど「気持ちをうまく文章にできない」という問題にぶつかって悩むのです。
スポーツの世界でも基礎を学んだりトレーニングをしないと上達しないですよね
自分の気持ちをうまく文章にするためには、やはりトレーニングが必要です。
ここでは効果的なトレーニング方法を1つご紹介します。
それは聞いた話を「自分の言葉」で話すことです。
聞いた話でなくても、ネットでみた情報でも本で読んだ情報でもなんでもいいと思います。家族や友達、同僚などに話してみましょう。
話すことで何が得られるのでしょうか?
著者の古賀さんは「3つの再」と呼んでいます。
- 再構築・・・言葉にするプロセスで話の内容を再構築する
- 再発見・・・語り手の真意を「こういうことだったのか!」と再発見する
- 再認識・・・自分がどこに反応し、なにを面白いと思ったのか再認識する
①の再構築とは、人から聞いた話の内容を整理して、自分なりのストーリーで語れるように理解を深めていくこと。
②の再発見とは、聞いたときにはよくわからなかったことが、自分の言葉に翻訳する過程で理解できること。
③の再認識とは、聞いた話の中でも自分はどこが面白く感じたか、重要だと感じたかを確認すること。
たしかに、この3つの再を意識して人に話していけば、いいトレーニングになりそうですね!
それでは次に、文章を書くときの3つのコツについてみていきましょう!
①論理的な文章を目指そう
文章を書くときは、論理的な文章を目指しましょう。
なぜなら論理的でない文章は、読んでも理解されにくいからです。
論理的という言葉の定義はいろいろありますが、ここでいう論理的とは
論=主張
理=理由
自分の「主張」がたしかな「理由」によって裏付けされることだと考えます。
そして、論理的な文章は以下の3層構造になっています。
- 主張
- 理由
- 事実
この3つのどれか1つでも欠けると、説得力がなかったり、よくわからない文章になったりします。
ここで終わってしまうと、なんとなく言いたいことはわかるけど理由が弱く、説得力に欠ける印象がありまよね。
ここで客観的な事実を入れてみましょう。
やはり3つの要素が入ったほうがわかりやすいですよね。
何も考えずに書いているとけっこう抜けていることが多いので「主張」「理由」「事実」が入っているか、いつも意識するようにしましょう。
②目からウロコは3割で十分
みなさんは文章を書くときに「目からウロコが落ちるような内容をたくさん書かなきゃ!」と思っていませんか?
もちろん思ってます!みんなが知らない情報を書かないとだめですよね?
結論から言うと「目からウロコ」な要素は、全体の3割で十分です。
えー!?少なくない!?じゃあ他の7割は、いったいなにを書くんですか?
残りの7割は「すでにわかっていること」でいいのです。
なぜなら、読者が求めているのは目からウロコな情報だけではないからです。
逆に、誰も聞いたことのない情報や斬新な仮説、意外なことだらけの文章だったらどう思いますか?
たしかに、斬新なことだらけだと、ちょっと信用できないかも
古賀さんは、おそらく読者が求めているのは次の3要素だと述べています。
- 目からウロコ…「おおっ!」「えー!」
- 背中を後押し…「そうそう」「よしよし」
- 情報収集…「ふむふむ」「なるほど」
人には自己肯定の欲求があるので、自分の考えと同じことが書いてある文章を読むと「そうそう!」と背中を押してもらったように自信がついたり安心します。
そして、客観的で有益な情報、思わずメモをとりたくなるような情報が書いてあると「ふむふむ」と納得します。
なので、目からウロコの情報だらけではなく、すでにわかっていることでも書いていいのです。
なるほど!なんだかそう聞くと、心がラクになった気がする
③わかったことだけ書こう
文章には自分がわかったこと以外は書いてはいけません。
著者の古賀さんはこう述べています。
文章とは”答え”を示すものではなく、その”解き方”を示すものなのだ。
読者にゴール地点を見せるのが目的ではなく、「ゴールまでの道のり」を示すことが文章の役割なのだ。
あ!だからロバート・キヨサキさんの本も「お金持ちになるまでの道のり」について、ストーリーを交えながら詳しく書いていたのか!
たとえば、数学のテストでカンニングして「答え」だけが分かったとしても、「解き方」がわからなかったら書けません。
なぜなら、いきなり答えだけ書いたらカンニングしたことがバレてしまうからです。
文章もこれと同じで、自分で解いてわかった範囲だけ書くようにしましょう。
仮に100の話を聞いたとしても、自分の理解が60までだったら60までのことしか書けません。それ以上の話を無理に書くと間違ったり、ぼろが出ます。
なので話を聞いたり、本を読んだりするだけで終わらせるのではなく、他の資料を調べたり、自分の頭で考えたりして、少しでも100の理解に近づけるように努力しましょう!
「書く力」とは「考える力」
今回は、文章の書き方がわからない人に向けて3つのコツを紹介しました。
その3つに共通して重要だと思ったことは「書くこと=考えること」だということです。
理解したから書くのではなく、書くという行為を通して考え、理解して、自分なりの答えを導き出す。
書評を書くときも、本を読んで理解したつもりでも、いざ書こうと思ったら理解してなかったことに気づきます。
文章を書きながら、自分の頭を整理して、わからない点は勉強する。
「書く力」とは「考える力」のことなのだと理解しました。
本書では他にも
- 美文より正文を目指す理由
- 文章のカメラワークを考える
- 読者の「椅子」に座る
- 説得せず納得させる方法
- 伝わる文章はオレンジジュース
- すべての文章には”主張”が必要だ
など、文章を書くうえでの心構えから実践的な技術まで有益な内容がもりだくさんでした!
「文章を書くのが苦手だと感じる方」
「わかりやすい文章を書きたい方」
にはおすすめの1冊なので、気になった方はぜひ本書を読んでみてください!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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